後日談

どうすればよかったのか?

 

帰国後,旅券を手配してくれた旅行会社の私の担当だった人に相談したところ,以下のような内容の返答を受けた(ルソンでかけた電話に対応してくれた人が彼女だったら,もう少し状況が違ったかもしれないが).参考のためここに紹介します.

 

1.フライトを乗り継ぐ場合、利用航空会社や各空港の利用ターミナルなどによって乗り継ぎに必要な時間(MCT)が決められている。

MCTは細かく定められているため,簡単に紹介する事は難しいが,通常、航空会社のホームページや旅行社より,案内のスケジュールはこの規定の乗り継 ぎを満たした便をご案内している。

→(嶋永メモ:今後,スケジュールを旅行会社に組んでもらう時は,MCTを満たしているか,確認するといいだろう)

 

2.規定の乗り継ぎ時間を満たしているにも関わらず、航空会社の都合によりフライトが 遅延/欠航などで乗り継ぎできない場合、航空会社より代案への誘導されることが一般的である(台風など自然災害により遅延及び欠航の場合は免責となる).

例えば、日本航空(JL)の場合は下記のように定めている(6条のB)

http://www.jal.co.jp/carriage/index_c005.html

 

どこの航空会社もこういった規定を設けている。

 

航空券にまつわる用語を見やすく解説してくれるサイトは以下のとおり。

http://dictionary.tabig.com/a/2005/09/mct.html 

 

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つまり,今回のケースは,B航空ではなく,遅刻したA航空のカウンターで交渉すべきだったのだ.「A航空はローカルな航空会社ということもあり,規定内容は異なるかもしれないが,交渉の余地はあったかもしれない」,ということらしい。今回の場合,自然災害による遅延なので,免責となるケースだった可能性は高いが,せめて遅延証明をもらえれば,日本における国内移動のチケットは何とかなったであろう.

 

そして,B航空で航空券を再予約した際に,

「路線を変更したら再予約の銭と,路線変更両方払わないといけない」

と,スタッフが言ってたような気がしていたのは,まったくの勘違いだった.

 

前のチケットに関係なく,新たに航空券を再購入すれば,その料金を全額払うのだ.前のチケットを考慮した割引もないし,路線変更による追加料金も無い.別の便を予約すると,エクストラマネーを払わなきゃいけないというのは,「ルソン→名古屋」より,「ルソン→福岡」の方が,チケットが高いよ,という意味だったのだろう.

そして,最初のチケットを使わなかった事による,メリットもペナルティーも無い以上,B航空にこだわらずに,別の航空会社のチケットを購入してもよかったのである.

 

・・・まあ,色々勉強させていただきました.

 

めでたし めでたし